2020,10,17「わたしのためのカラダの時間」より
(スズキによるレポートです!)
この日も「韓氏意拳」の基本動作、「形体訓練」の一部を試してみた
手を前後に振る動作、手を上に突き上げる動作、両手を前に出し後ろに回転させていく動作と、その逆に後ろから前に回転させていく動作、伸ばした片手を前から横へ水平に移動させていく動作(左右)。
どれものびのびと、気持ちの良い速度と強さでやります。
韓氏意拳の目指すところは「自然に」動くということ。(でもそれが難しい!)
大きく動こうとして手足を伸ばしすぎたり、”やっている感”に引かれて早く/強く動いたり…
そうすると、バランスが崩れたり、力が入りすぎたりするけれど、動きそのものは全然難しいものでなく誰でもできるものだから、やってる本人は、それが自然なのか不自然なのか、あまり違いがわからない。
韓氏意拳では、動ける限界を「最大可動範囲」、余裕を持って楽に動けるところを「最大有効範囲」といいますが、「自然」というなら、目指すは後者!
指先がまずしっかり方向を決め、手に導かれてからだが動いていく
動きの範囲も手によって決まります
動いている時、ただ立っている時も、からだを「意識して」と言ってしまったのですが、実は韓氏意拳では、意識という言葉は使いません。
「注目する」というのです。
「意識」と「注目」の違い、自分でもずっともやもやしていたのですが、先日、韓氏意拳にも関わりのある「身体技法研究者」の甲野陽紀氏の本で、「意識する」=アタマ言葉、
「注意する」=カラダ言葉というのを目にし、「注目」と「注意」で少し違いますが、少しだけモヤモヤが薄くなったような気がしましたが、実践、というのとはまた別の問題ですね。
前の記事にも書いていますが、”深くて難しく自然な”韓氏意拳、ダメダメ門弟の私ができるのは、ほんの一部分の表面的なものにすぎません(それさえ間違えていないといいですが)。
興味を持たれた方は、大阪や京都で開かれている韓氏意拳の講習会に参加することをおすすめします。(「日本韓氏意拳学会」または「韓氏意拳」で検索してね)
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