2023,9,16「わたしのためのカラダの時間」目隠しワーク
12時スタートだったが、駅から集会所までの猛暑照り返しの西国街道がハードで、
到着しても、しばしバタンと寝転がる。
色々雑談。。
目隠しのワーク。
5分、目隠しする。動いてみる人、じっと座ったまま、いろいろだったみたい。
感想を少しそれぞれが話す。私は、じっと座っていたが、エアコンの音と風の通り道が見えるようだった、遠くの電車の音も、ボワッとしたホースのような映像として見えるようだったり、手の平を床につけてた時、床が粘ったように感じたりした。
2回目の目隠し、5分。私は立って少し移動してみた。西側の窓近くの床が温かく、場所によって高さによっても温度にむらがある感じ。誰かが近くに立っているような気配も感じた。一回目に感じたような音や風には慣れてきてあまり意識しなくなる。手ぬぐいで目隠ししてるが、私の場合、自然と目もつむってしまうので、東側の窓の形の残像と、林立する工場が向こうの方にあるかのような群青色っぽい夜の風景が頭の中に浮かんでくる、足元はぬるい床を感じたままで。
2回目の感想を話した時、現実に見えている状態の方が心持ちが安定していて、目隠しをした状態では自意識が働き過ぎるので、耐えられない、と言う人もあった。個人の感じ方の差がとてもはっきりわかる体験だったと思う。
次に、目隠しした人としてない人がペアになって、動いた。
私は目隠ししないで、相手を動かすほうだったので、かなり怖がらせてしまったようです。
スピードが恐い!と。
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以前、広瀬浩二郎さん(全盲の文化人類学者)が、ガイドヘルパー研修をやるなら1時間2時間でなく、1週間ずっとアイマスクつけたまま過ごすのをやってほしい、と言われてたことを思い出した。
それは、特に福祉現場での場合「見えないことはこんなに大変な事なのか」と、感じさせることに留まってしまい、その先の見えないことの可能性にまでいかないことを示しておられたようだった。
全盲の美術家の光島貴之さんが運営するアトリエみつしまの企画で、「まなざしシリーズ」をやっている。まなざし、まなざすこと、あまり普段考えてないなあ。
見る、と、見える、は違う。そして視覚という機能だけで取り出して感知しているわけではないし、、、。。
なんだろう、研ぎ澄まされた時間を、なかなか自分が持てていないことが、今一番刺さる。
なんでもいいし、感想をコメント欄によろしく!
(ごしま)
アトリエみつしま企画展「まなざしの傍ら」2023/10/1~10/29
https://mtsm.jimdofree.com/
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